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HP BASIC/9000からHTBasic for Windowsへのポーティング
- 2008 -


HP BASICとHTBasic間でのプログラムやデータファイルの転送のしかたと2つの言語の違いについて解説します。 HTBasicが扱うファイルタイプ、ネットワークまたはシリアルリンクを使ったリモートアクセス、他機種で作成したファイルの取り扱い、ハードウェアやキーワードの違いについて、また、LIFディスケットファイル転送ユーティリティ等についても説明します。

HP 9000 Series 200/300 ワークステーションからHTBasicへプログラム転送を行う場合は、本ドキュメント全体をお読みください。 ハードウェアやファイルシステム、キーワードにおける相違点がご理解いただけます。

■ 互 換 性 ■
HTBasicは、ヒューレット・パッカード社製9000 Series 200/300のRocky Mountain BASIC(以下RMB)と互換しており、様々なハードウェアプラットフォームで動作します。また、その際にコプロセッサ・ボードを必要としません。HP BASIC 6.2でLOAD可能なバイナリ(BIN)ファイルを使って定義される言語機能のほぼ全てをサポートしています。
HTBasicはSeries 80および9835/9845 BASICには互換していません。しかし、各種ベンダが提供する変換プログラムを使えば、他のBASIC言語をRMBに変換したり、異なるシステム間でファイルを転送したりできます。
HTBasic−RMB間でBASICプログラムを転送するには、SAVE/GETを使います。2言語間でprogファイルを直接共有することはできません。
エラーの発生時にはHTBasicはRMBと同じエラー番号を返さないことがあります。例えば、INTEGER変数に領域外の値を渡すと、あるプラットフォームではエラー19 (値が領域外)となり、別のプラットフォームではエラー20(INTEGERオーバーフロー)を返すかもしれません。
HTBasicではON...CALL文でのデスティネーションを削除できます。RMBでは、このようなSUBを削除しようとするとエラーになります。
CAT TO S$(*)実行時、最初の配列要素では実際のディレクトリ名に先立って"DIRECTORY:"というテキストが含まれます。
■ I/Oにおける相違 ■
HTBasicでは、エラー処理およびENTER文でのファイル末(EOF)処理でHP BASIC/WS版と異なるものがあります。
HTBasicのGPIBインターフェースドライバではDMAモードを使いません。
■ 大量ストレージにおける相違 ■
ファイル名のワイルドカードが使えるのはCAT文を使う時だけです。
HTBasicではINITIALIZEをサポートしていないため、RAMボリュームを作成することはできません。
ファイルタイプや、ファイル内のバイト順(byte order)が異なる場合があります。詳しくはオンラインマニュアルのASSIGN文の項をご参照ください。
■ MSUSフォーマット ■
RMBフォーマット: [directory path] [filename] [:msus]
HTBasic フォーマット: [directory path] [filename] [:msus]

CONFIGURE MSI文を使うとRMBフォーマットをHTBasicフォーマットへマップすることができます。
■ RMB CSUB ■
以下のRMB CSUBユーティリティは提供していません。

PHYREC: 代替機能なし
GDUMPC: 現在Windows対応のカラープリンタをお使いであれば、DUMP GRAPHICSを自動適用して代替
BPLOT: GLOAD文およびGSTORE文への拡張機能としてそれぞれBload()およびBstore()を提供

注:日本語での他の情報は、HTBasic for windows開発バージョン製品に添付しております


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