1.5  アプリケーションでの使用方法

    1.  LabView Version 6
    2.  Agilent/HP VEE
    3.  TransEra HTBasic
    4.  GPIB-32.DLLを使用するアプリケーション

INES GPIB Windows版は、GPIB-32.DLLインターフェースでデザインされたアプリケーションと市販の色々な種類のアプリケーションの開発環境での実行ができるようになっています。この章ではアプリケーションをINES GPIB Windows版を使用してどのように動かすかについて説明します。

1.5.1  LabView Version 6

まず「このシステムがINES GPIB-32.DLLにアクセスする」ということを確認する必要があります。 このDLLが他の市販されているバージョンと同じ名前を持っていることに特にご注意して下さい。 もしこのようなGPIB ライブラリがインストールされていたら、そのGPIB-32.DLLを取り去るか、または新しい名前を付けてください。 そしてGPIB-32.DLLのINESバージョンが\Windows\Systemディレクトリーにあることを確認しなければなりません。 INES GPIB-32.DLLへのアクセスは、ローレベルLabview GPIB I/O命令を使用します。

次にVISAドライバがINES GPIBを認識することを可能にします。Labview 6のハードウェアとして認識するには、以下の手順を必要とします。Labview 6.0i は「Measurement and Automation Explorer 2.0」または「MAX 2.0」と呼ばれる構成プログラムを使用します。 National Instrument社の GPIBカードのリストから、ノン・プラグ・アンド・プレイタイプのカードとしてインストールするためにこのプログラムを使用します。

「AT-GPIB/TNT」モデルを選択します。 AT-GPIB/TNTカードが選択されると、カード・セットアップのための構成手順に入ります。デフォルトを選択し<了解>

終了すると、MAXユーティリティの構成ツリーにGPIBインターフェースがインストールされていることを確認することができます。 この項目をハイライトし「Scan for Devices」をクリックすると、このデバイスを見つけ、GPIBバスを繋ぎVISAインストルメントドライバーが使用できるように設定してくれます。

1.5.2  Agilent/HP VEE

次のステップに従って行うとAgilent/HP VEEでINES GPIB-32.DLLライブラリを使うことが可能になります:

  1. 「システムがGPIB-32.DLLにアクセスする」ということを確認して下さい - パスを使用するか、このDLLをC:\WINDOWS\SYSTEM\GPIB-32.DLLとしてコピーしてください。
  2. Agilent-VEEを動作可能にしてください。
  3. 「Agilent-VEE instrument manager」を使用して、xxがGPIBアドレスで、14xx形式の番号をVEEにおいてのアドレスとして設定します。 例えば、もしアナライザーがGPIBアドレス5であれば、アドレスは、1405とセットされます。

1.5.3  TransEra HTBasic

INES GPIBカードは、HTBasicバージョン7以降(最新は9)で使用しようとする場合、GPIB-32.DLLが他社の製品と同じように動くことによって、データ/ステータスの交換ができます。 HTBasicにおいて、INES GPIBインターフェースはHTBasic標準のNIドライバ(GPIBNI.dw6)で簡単に使用できるようになります。 そのためには、以下の指示に従って下さい:

  1. GPIBカードとGPIBソフトウェアをインストールして下さい。
  2. インストール時のオプションで、「システム・ディレクトリーへのGPIB-32.DLLをコピーする(copies GPIB-32.DLL to your system directory. )」を選んで下さい。
  3. HTBasicを起動します。
  4. コマンドラインから「National Instruments GPIB driver」 (INES ドライバとコンパチです)LOADを実行します: LOAD BIN "GPIBNI" または AUTOSTファイルに、LOAD BIN "GPIBNI" を1ライン追加してください。 一度、STOREしHTBasicを再度起動します。 ドライバは自動的にロードされます。
  5. プログラムをLOADまたはGETし、実行してください。

1.5.4  GPIB-32.DLLを使用するアプリケーション

まず「システムがINES GPIB-32.DLLにアクセスする」ということを確認する必要があります。このDLLが他社のバージョンが同じ名前を持っていることにご注意ください。もし他社のGPIBライブラリがすでにインストールされていたら、GPIB-32.DLLを他の場所に移動するか他社のもののを名前を変更する必要があります。そしてその後inesのGPIB-32.DLLが\Windows\Systemディレクトリーにあることを確認しなくてはいけません。INES GPIB-32.DLLへのアクセスは、INES GPIBインターフェースでこれらのアプリケーションを動かす事が出来るようになります。
8枚まで同一PCで一緒に使用できます。 またNSC(ノン・システム・コントローラ)での使用も可能になりました)