ines IEEE-488 GPIB Solutions

日本語のページ

HPIB・GPIB・IEEE488・IEC60625 とは ?

テスト&メジャメント分野のアプリケーションでのバス・システム

「GPIB」のサクセス・ストーリーは、Hewlett Packardが、1960年末に新らしいバスを発明してから始まりました。その目的は、特別にコンピュータと機器を繋ぐのためにデザインした、信頼できるバス・システムを作ることでした。

このネットワーク化されたシステムは、測定/計測システムを作ることに必要なすべての機能を持っています。機器のリモートでのコントロールは、多くの機能の一面です。しかし、信頼できる作動の為のハンドシェークとリアルタイムでの応答というもっと重要な機能があります。

このバス・システムの大元はHewlett Packard社(現在のアジレント・テクノロジー社のテスト&メジャメント事業部)で、HPIBと呼ばれていました。その呼び名は、Hewlett Packard Interface Busに由来します。

その成功と信頼性が認められた為、1973年に、HPIBバスは米国標準(IEEE)となりました。それ以来、General Purpose InterfaceBus すなわちGPIBと呼ばれるようになりました。その標準化されたコードは、IEEE 488.1と設定されました。

同時に, the International Electronic Commission (IEC)でも世界標準として制定し、IEC625.1と呼ばれました。すべての標準に対しての名前のつけ方が変更になり、以降 IEC 60625.1と呼ばれています。

IEEE 488.1 と IEC 625.1には、少しの違いがありました。: IEC 625.1 標準ではバスに対し 25 pin のDSUBコネクターを使用し、IEEE 488.1 標準では親しみやすいセントロニクスに似た 24 pin コネクターを使用していました。現在では、24 pin コネクターが使用されています。しかし古い機器の内では25 pin のDSUBコネクターを使用したものもまだあります。

このような歴史を辿ってきましたので、同じインターフェースに対しいくつかの名前が存在します。

デバイスと呼ばれる 15台までの機器を、通常コントローラと呼ばれるコンピュータに接続できます。コントローラはバスのトラフィックを調整する役目を持っています。
転送レートの仕様: 1 メガバイト/秒
ケーブルの長さ: コントローラと1つのデバイス間では 20m 以内、または各々のデバイス間は 2m 以内
データ転送単位: 8 ビットパラレル
ハンドシェーク: '3 線ハンドシェイク'と呼ばれ、それぞれのデータ・バイトを受け取ったことを知らせることで行います
特別の目的に必要な付加されたコントロール線があります:
- SRQ - Service ReQuest はデバイスがサービスを必要としているコントローラへの通知として使用されます。
- IFC - InterFace Clear は、リセット機能を提供します。
- REN - Remote ENable は、デバイスの前面パネルの操作を無効にします。RENの発行後、デバイスはコントローラによって管理されます。
- EOI - End Or Identify はデータ・トランスファーにおける終了状態の第一位の明示となります。
- ATN - ATtentioN, は、データ転送とコントロールメッセージの間を識別するコントローラーの方法です。