ines社 GPIB driver 
 GPIB Standard Interfaces


National Instruments Compatible ines GPIB driver
(16 bit)
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はじめに

ines IEEE488 GPIBハンドラーは、ines-IEEE488インターフェースでNI-GPIB ATインターフェース用に開発された16ビット・ソフトウェアが動くことを可能にします。 ines-GPIBハンドラーは、ほぼ完全にNI-GPIB ATバンドラーに機能互換を提供します。 このGPIBハンドラーは、16ビットアプリケーションのみに対応しています。 32ビットアプリケージョンで使用できるようにするには、NI-GPIB AT16ビットインタフェースの変わりにVISAインタフェ−スを使用します。 VISAを使用できるようにするには、Agilent/HP社のI/O Libraryをインストールする事によりSICLインターフェースと共に可能となります。
注)Agilent/HP社のI/O Libraryは、ines GPIB製品に添付されているCDに
  含まれています。
ines GPIBハンドラーは、LabView、LabWindows CVI といった多くのWindows標準のアプリケーションションに十分な互換性を提供します。 まれなケースとして機能が働かない場合、ines社の技術サポートまで状況をお知らせ下さい。

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インストール

Windowsのプログラムとしてines-SETUPを実行し、ines GPIBハンドラーのオプションを選択することによりインストールされます。 ここでは、GPIB.DLLとGPIB.INIがWindowsディレクトリーにコピーされます。
注)SICLおよびNI-GPIBサポートの両方がインストールされていないことを確認して
  下さい。両方がインストールされていると、どのインターフェースも正しく動か
  ないかも知れません。

ines-SETUPは、GPIBボード0(ゼロ)を使うようにNI-GPIBインターフェースを構成します。もし異なるインターフェースを使う必要があれば、WindowsディレクトリーにあるGPIB.INIファイルを変更します。 通常GPIB.INIファイルは、ines-SETUPによって正確にセットアップされます。

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コンフィグ(構成)

構成は、WindowsディレクトリーにあるGPIB.INIファイルを編集する事によって変えられるかもしれません。 NI社の構成ユーティリティはines GPIBドライバーと一緒には動きません。
修正の後でWindowsを再スタートさせる必要があります。 もし構成ファイルにエラーがあれば、WindowsディレクトリーにあるGPIB.LOGファイルに結果が書かれます。構成ファイルに関するより詳しい情報は、後述します。

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既知の問題

もし他のインターフェース(たとえばSICLインターフェース)とGPIBハンドラー経由でines-BIOSを使用するアプリケーションがあったとすると、inesインターフェースは、壊れるかもしれません。  この場合1つのアプリケーション・インターフェースがインストールされているべきです。
ines GPIBドライバーは、NIのライブラリを使用したすべてのアプリケーションで機能するようにしてあります。それにも関らず、このドライバーは、すべての状況で大元のNIドライバーのように動かないかもしれませんが、このことは多く場合問題はないでしょう。

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Configuration file

ines GPIBハンドラーのための構成ファイルは、インターフェース・カードが存在した時にセットアップされます。 Ines GPIBハンドラーは、最大4枚のインターフェース・ボード(GPIB0〜3)、最大32のデバイス(DEV1から32)をサポートします。GPIB2〜3は通常使われません。

構成ファイルのフォーマット
構成ファイルのフォーマットは、WIN.INIのフォーマットに似ています。

Comments
Commentsは、a: で始まり、最後の行のENDで終わります。

Sections(セクション)
Sectionsは、角括弧で与えられた名前("["と"]")から始まります。終りは次に現れるSection名かファイルの終りです。 Sectionは、パラメーター"="値 のなかで1行以上で表します。

Info-section(情報セクション)
Info-section、それは最初のsectionである必要があり、使用しているハードウェア/ソフトウェアについての情報を含みます。その名前は、"^INFO"です。 Info-sectionは構成ファイルに一つでのみ存在します。

Information parameters(パラメータ)
パラメータ意味
Boardボード名05.002.xx (ハードウェアによる)
VersionGPIBドライバのバージョンV1.00
TypeBIOSのバージョン要0x04xx

board - section
board sectionにはボードの動きを明確にするために必要なパラメータを含んでいます。そこには4つまでのboard sectionがあります。それらの名称は 'GPIB0' から'GPIB3'です。

ボードの特定のパラメータ:
パラメータ意味デフォルトの値
Baseboard IO-address0x100-0x3f80x2e0 (depends on interface hardware)
Irq interrupt channel2-15/none10 (depends on interface hardware)
Dma DMA channel1-7/none5 (depends on interface hardware)
UseBoardinterface is installedyes/noYes (for GPIB0); No (for GPIB1 - GPIB3)
Padprimary address0-300
Sad secondary address96-126/nonenone
Tmotime-out value0-1710 seconds
EOSvalue of the EOS byte0-2550x00
REosEOS terminates listener callyes/nono
XEosset EOI on every EOSyes/nono
BinEOS character width7-Bit/8-Bit7-bit
Eotset EOI on talker callyes/nono
SCInterface is system controlleryes/noyes
Sreset REN if SC is setyes/nono
CIC Protsupport CIC Protocolyes/nono
AutoPollautomatic serial pollyes/nono
TmngGPIB bus timing500nsec/2usec500ns
PPollLengthparallel poll durationdefault(10usec)default

Device-sections
デバイスセクションのよって各デバイスのパラメータは指定されます。  デバイスのデフォルの名はDEV1からDEV32です。

Device parameter
パラメータ意味デフォルト
NameOverwrite device nameup to 8 ASCII characters (section name)
SpollTimeserial poll time-out0-65535 [ms]1000
ReAddrautomatic readdressingyes/nono
Connectboard to connect toGPIB0-3GPIB0 (GPIB1 starting at DEV17)
Disconnectdo not use device-
Padprimary address0-301 (for DEV1; 2 for DEV2 etc.)
Sadsecondary address96-126/nonenone
Tmotime-out0 - 65535(ms)10sec
Eosvalue of the EOS byte0-2550
REosEOS terminates listener callyes/nono
XEosEOI is set on every EOSyes/nono
BinEOS character width7-Bit/8-Bit7-Bit
EotEOI set on end of talker transferyes/noyes

下記GPIB.INIファイルは、一例です。

[^INFO]
Board = 11.001.xx
Version = V1.00
Type = 0x0400

[GPIB0]
Base = 0x120
Irq = 3
Dma = None
UseBoard = Yes
Pad = 0
Sad = None
Tmo = 10sec
Eot = Yes
Eos = 0x00
REos = No
XEos = No
Bin = 7-Bit
SC = Yes
Sre = Yes
CIC_Prot = No
AutoPoll = No
Tmng = 500nsec
PPollLength = Default

[DEV1]Connect = GPIB0
Pad = 1
Sad = None
Tmo = 10sec
SPollTime = 1000
Eot = Yes
Eos = 0x00
REos = No
XEos = No
Bin = 7-Bit
eAddr = No

[DEV2]
Connect = GPIB0
Pad = 2
Sad = None
Tmo = 10sec
SPollTime = 1000
Eot = Yes
Eos = 0x00
REos = No
XEos = No
Bin = 7-Bit
ReAddr = No
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