1.3  ソフトウェア概要

    1.  バージョン6の新しい機能
    2.  バージョン6で継承された機能
    3.  バージョン6で無くなった機能

INES GPIB Widows版は、多くの場面でGPIBバスへの接続を提供します。プログラミング言語に対するインターフェース・ドライバーを選択することにより、商業利用可能なアプリケーション開発環境からも使うことができます。またGPIBインターフェース互換により他のベンダーとGPIBインターフェース・ソリューションも可能です。

1.3.1 バージョン6の新しい機能

バージョンの変更に際し、INES GPIB Windows版は以前のバージョンへの互換性を確実に持ち、また以下の主要な変更を行いました。

インダストリー・スタンダード・インターフェース   インダストリー・スタンダードのGPIB32.DLL(ibrd、ibwrt、...)スタイルのインターフェースがMicrosoft Windows2000とWindowsXPオペレーティング・システムの元で完全にサポートされるようになりました。 今までのアプリケーションは、修正なしで直接実行することができます。

機能の強化   ソフトウェアは、新しいC++インターフェース・クラスライブラリ経由でIEEE-488.2互換の装置(機器)標準に適合した動作を可能にしています。

INES GPIB カードを同時に8枚まで使用可能  一台のコンピュータ当り、同時に8枚までインターフェース・カードを動かすことが可能になりました。

新らしい C++ APIを提供   本来の形で、使い勝手のよい、C++ APIがプログラミング言語のセットとして追加され使用が可能となりました。GPIB APIを実装した本来のC++は、オブジェクト指向のプログラミングの論理性を直接にサポートします。 APIは、GPIBインターフェース、デバイス、トランスファー・パラメーターなどのためのクラスを提供します。

GNU コンパイラー・コレクションをサポート   Microsoft Visual C++ コンパイラー、 人気のあるGCC コンパイラー (参照: www.mingw.org) サポートされます。

1.3.2  バージョン6で継承された機能

プログラミング言語インターフェース   32 bit for C/C++ ( Borland C 4.5, Borland C 5.0, Microsoft Visual C++ 2.0, Microsoft Visual C++ 4.0, Microsoft Visual C++ 6.0 ) Visual Basic (4-6), Visual C++, Delphi(2-5), HT-Basic

アプリケーション開発環境   Agilent VEE, LabView 6+

1.3.3  バージョン6で無くなった機能

バージョン 5.1 は、16-bitインターフェースライブラリとWindows 3.11, 95, 98, ME, NT4をサポートした最後のバージョンです。 また、WALIインターフェースを使用したプログラムは、今後サポートされません。 そしてオンライン・マニュアルは、HTMLと PDFに変更されました。