HTBasic TOP アイネット株式会社(i2net) HOME
製品概要 新着情報 サポート情報 製品カタログ ダウンロード HTB関連製品    Tip   Y2Kについて
 ■ HTBasic デバッギング ■
 ■ TRACE Command(トレース・コマンド) ■

TRACE Command(トレース・コマンド)

  HTBasicではTRACE ウィンドウに加えて、旧来のTRACEコマンドは動作中のプログラムからトレース情報の表示をコントロールして、指定したプログラム行の実行の前にプログラムの実行を停止出来ます。トレース情報はシステム・メッセージ行にアウトプットされます。トレース情報はPRINTALL ISが使用可能状態にあれば、PRINTALL ISデバイスにでもアウトプットします。 トレースはプログラムの実行スピードを低下させます。
  デバッガーでプログラムを実行させる必要はありません。

トレース・コマンドは、3つあります
- TRACE ALL(トレース・オール)
- TRACE PAUSE(トレース・ポーズ)
- TRACE OFF(トレース・オフ)
メッセージ行に、TRACE情報が表示されます
PRINTALL IS デバイスが使用可であれば、PRINTALL IS デバイスに出力します
プログラムの実行がかなり遅くなります
TRACE ALLは、全プログラム行のトレースを可能にします
プログラムの例題を実行/操作を通し、使用方法を体験できます

注)画像をクリックすると、拡大表示出来ます
TRACE (トレース)
構文(シンタックス)
      TRACE ALL [start-line [,end-line]]
      TRACE OFF
      TRACE PAUSE [line]


  ここで[line]とは、行番号または行ラベルとなります。

TRACE ALL(トレース・オール)
TRACE ALLを使用した、プログラムのトレース
  プログラムを通してすすめるこのプロセスは非常に遅いかもしれません。 変数の変化とプログラムの流れを視る方法は、TRACE ALL ステートメントで可能です。

  TRACE ALL コマンドが実行されると、システムがあらゆる行を実行する前にメッセージを出す起因になります。 ステートメントが変数の値を変えることを起因して、関連する変数のその新しい値のメッセージも出されます。 メッセージはシステム・メッセージ行に出されます。もっとも有用な方法はTRACE ALLの特徴であるレガシー・キーボードでは<alt><P>を使い、Windowsキーボードでは CONTROL KBD,1;1 でPRINTALL機能のオンに使うものです。

  TRACE ALL コマンドは、TRACE ALL に続く2つ目のキーワード、プログラムの場所を指す行番号または行ラベル名を使って、トレースする範囲を設定できます。 ない場合は、トレース機能が始まっているプログラムが実行している行か、さもなければ、最初から始められます。

テスト用サンプル・プログラム 【Trace_Printall】
  このサンプルプログラムでは、トレース過程の表示を、情報の表示域の少ない、メッセージ行の代わりに、CONTROL KBD,1;1とPRINTALL IS text_fileでprint-allモードにし出力先をDOSコマンドのTYPEを使用するようにしてありますます。

<テキストとして表示>  <拡大表示>
注) 行番号30のTRACE情報の出力先 Text_f$="C:\test.txt" は、ご使用の環境に合わせ変更してください

実行結果 (DOS窓での結果表示)

<DOS窓での結果表示>          <HTBasic実行中..>

  注) DOS窓でのプロンプト(続行するには何かの...)でHTBasicは実行中[Running]です。何かのキーをインプットすると、DOS窓は、DOSコマンドの入力を待っていますので、"EXIT"でDOS窓を閉じます。
  DOS窓が閉じると、HTBasicは次のステートメントを実行し、終了します[Idle]。

TRACE PAUSE(トレース・ポーズ)
  TRACE PAUSEコマンドは、プログラムにブレーク・ポイントを設定する事が出来ます。 プログラムは設定したブレークポイントの行まで、スピードを減少させ実行します。 プログラムが一時停止するとき、指定した行が表示行に表示され、プログラムが再開出来ることを示します。プログラムの再開は@メニュー・バーからRun|Continueを選択 Aコントロール・ツールバーで"Continue"アイコンをクリックする Bプログラム・ファンクションキー<F2>/<Continue>で行います。

テスト用サンプル・プログラム 【Trace_Printall】と TRACE PAUSE
第1ステップ
コマンド・インプット行から、TRACE PAUSE 90<enter>
でメッセージ行に行番号90を表示して停止するように設定します
第2ステップ
コマンド・インプット行から、@RUN<enter> Aメニュー・バーからRun|Runを選択 Bコントロール・ツールバーで"Run"アイコンをクリックする Cプログラム・ファンクションキー<F3>/<Run>で、プログラムが開始されます。
(停止)
行番号90 を表示して一時停止、プログラムが再開出来ることを示します。
  注)表示された行の前まで実行され非アクティブ化されます
第3ステップ
(再開)

プログラムの再開は、@メニュー・バーからRun|Continueを選択 Aコントロール・ツールバーで"Continue"アイコンをクリックする Bプログラム・ファンクションキー<F2>/<Continue>で行います。
  注)コマンド・インプット行から、CONTINUE<enter>は使用できません。(ERROR 910)
(終了)
終了し、プログラムはアイドル(Idle)状態になります。
TRACE OFF(トレース・オフ)
  TRACE OFF有効なTRACE ALLまたはTRACE PAUSEステートメントの効果をキャンセルします。 TRACE OFFは、プログラムの中からでもキーボードからでも実行できます。

テスト用サンプル・プログラム 【Trace_Printall】と TRACE OFF
  テスト用サンプル・プログラム Trace_Printall の行番号130 を参照下さい。
      130      IF J=60 THEN TRACE OFF      ! J=60 でTRACE 終了
  このプログラムでは、Jの値を40から100まで10づつ変化させ、Jの値が60になったら、トレースを終了し、以降をトレースなしで最後まで実行します。
  メッセージ行にはトレースの最後行が表示されたままで終了します。
Jの値が60になると、
トレースは終了
 
<このページのトップに戻る> ; <HTBasicTipに戻る>

TransEra, HTBasic, TAMS, HP, Agilent, Keysight, NI, ines, Microsoft, Windows等記載されている
会社名、製品名は各社の登録商標または商標です

【お 問 い 合 わ せ 先】
アイネット株式会社

   E-mailでのお問い合わせ
_/_/_/ Copyright 1998-2023 I2NET Co., Ltd. AllRights Reserved. _/_/_/