一定の条件の下でWindows8.1/10 64bit版使で使用できるインストール・ドライバ
ー・ファイルをガイド資料とともに、HTBasic10.0.xでご使用希望のユーザ様に提供いたします。
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概要 |
2017.04現在、弊社取扱いの「ines社製GPIBカード/GPIB USBアダプター」は Windows8.1/10 64bit
版での使用はできません。 現在のines社からのサポートドライバーは以下の通りです。 |
ines-in4882-linux-6120-4025 | ← | Linux版 |
ines-in4882-winnt-6120-2100 | ← | Windows7/8.1/10 32bit版 |
ines-in4882-winnt-6123-1013 | ← | Windows7 64bit版 |
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ここで、弊社の一定の条件の下でWindows8.1/10 64bit版使で使用できるインストール・ドライバ
ー・ファイルをこのガイド資料とともに、HTBasic10.0.xでご使用希望のユーザ様に提供いたします。
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提供形式: |
ZIPファイル形式(フォルダーまたはUSBメモリーに解凍し、ご使用ください。) |
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ファイル名: |
InesGPIB64bit対応20170420.zip (注:リリースの変更は終わり8桁) |
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収録内容: |
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対象とする「ines社製GPIBカード/GPIB USBアダプター」 |
ines GPIB-XL-Series (PCI/PCIe/Cardbus/cPCI/PMC/PCI-104) |
ines GPIB-USB-2 |
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登録商標/商標 |
TransEra, HTBasic, TAMS, HP, Agilent, Keysight, NI, ines, Microsoft, Windows等記載されている会社名、
製品名は各社の登録商標または商標です。
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インストール手順
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注)以降のスナップショット等の表示は特記しない限り、PCはHP8200MT Intel core i7 / OSはWindows10
Pro Build15063.rs2 32bit版を使用、ines GPIB-PCI-XL でのテストとなります。デスクトップは、WindowsXP
等のデスクトップ画面に近いユーザインターフェースになるように、StarDock Start10を使用しています。
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1. インストール・ドライバー・ファイル |
「ines6120-6123」フォルダーにインストール・ドライバー・ファイルは収めてあります。
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2. ines GPIB-PCI-XLの設置 |
PCの電源をオフにし、設置の注意に従い、空いているPCIスロットにines GPIB-PCI-XLを取付け、
電源をオンにします。
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3. デスクトップ画面 |
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4. デバイスマネージャーから、ines GPIB-PCI-XLのインストール状況を確認 |
デスクトップに作った「デバイスマネージャー」アイコンから、またはタスクバーのスタートボタンから、
スタート|コントロールパネル|デバイスマネージャーで、「デバイスマネージャー」ウィンドウを開きます。
「ほかのデバイス」に「PCシンプル通信コントローラー」が、表示され、これがines GPIB-PCI-XLです。
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5. ines GPIB-PCI-XLドライバーのインストール |
フェーズ1)Windowsの標準インストール |
1-@ 「PCシンプル通信コントローラー」を左クリックし「ドライバの更新」を実行します。 |
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1-A 「→コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索(R)」を実行。 |
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1-B igpiba64.infのドライバーインストール・フォルダー(ここでは「D:\ines6120-6123」)を検索場所に
設定し、<次へ> |
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1-C 「指定されたカタログファイルにファイルのハッシュがありません。ファイルが壊れているか、
改ざんされた可能性があります」と表示されて、インストールの実行が停止されます。 |
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実行させるには、【署名の無い】ドライバーをインストールする方法で行います。
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フェーズ2)【署名の無い】ドライバーをインストールする準備 |
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タスクバーからスタートで、(a)「プログラムとファイルの検索」インプットボックスにshutdown /r /o /t 0
とインプットし実行するか、(b) <Window キイ>+R で「ファイル名を指定して実行」ウインドウを表示し、shutdown /r /o /t 0 とインプットし実行するか、(c) Winsows10メニューからは、電源アイコンの「再起動」を、シフトキーを押したままクリックします。
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2-@ 再起動時の設定 |
(a) オプションの選択で、 「トラブルシューティング」を選択 |
(b) 詳細オプションが現れますので、 「スタートセットアップ設定」を選択 |
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(c) スタートアップ設定が終わり<再起動>をクリックすると、PCは再起動されます。 |
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2-A スタートアップ設定 |
再起動後、スタートアップ設定が表示されますので、 「 7)ドライバー署名強制を無効にする」の機能を <7> をキーインプットすることで、Windows10はドライバーのインストール時、ドライバー署名のないドライバーのインストールを可能にします。 |
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フェーズ3)Windows10の「ドライバー署名強制を無効」にした状態でのインストール |
3-@「PCシンプル通信コントローラー」を左クリックし「ドライバの更新」を実行します |
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3-A 「→コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索(R)」を実行。 |
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3-B igpiba64.infのドライバーインストール・フォルダー(ここでは「D:\ines6120-6123」)を検索場所に
設定し、<次へ> |
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3-C インストールが始まり、Windowsセキュリティのチェックにかかりますが、
→このドライバーソフトウェアをインストールします(I)をクリックし実行します。 |
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正常終了画面が表示されます。 |
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正常終了後、デバイスマネージャー上にines GPIB-PCI-XLが、
正常にインストールされたことが表示され、確認できます。 |
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フェーズ4) ines GPIB 6.0 (IEEE488.2)のインストール |
4-@「ines6120-6123」フォルダーにある、setup.exeを実行します。 |
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4-A インストール開始。 |
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インストールが始まり、Windowsセキュリティのチェックにかかりますが、「ユーザーアカウント制御の設定」のコンピューターに対する変更の通知を受け取るタイミングの選択」のレベルの設定により、動きが変わります。
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 | Windows標準設定では、署名のないプログラムがインストールされようとすると、デスクトップはブラックアウトし、許可を求められます。 |
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 | 通知しない方向へ1レベル移動すると、署名のないプログラムがインストールされようとすると、デスクトップはブラックアウトせず、許可を求められます。 |
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 | 通知しないにレベルを設定すると、署名のないプログラムがインストールされようとすると、許可要求はなく、プログラムが実行されます。 |
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(a) 最初にインストールに使用する言語を設定します。 | (b) ines GPIB 6.0 setupインストール・ウィザードのWelcome画面が表示されインストールが開始します。 |
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(c) Read me information | (d) インストール先は、C:\Program files (86)というWindows32bitアプリケーション標準インストール先となります。 |
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(e) すべて(Full)を選択します。 | (f) プログラムと機能に表示するプログラムグループ名を設定します。 |
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(g) インストールの準備ができ、インストールを開始します。 | (h) 必要なモジュールがWindowsにコピーされます。 |
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(i) インストールが終了します。 | |
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フェーズ5) ines GPIB 6.0 (IEEE488.2)のインストール後の修正処理 |
注)HTBasic10.0.x以降でのご使用のみの場合、あえて修正作業を行う必要はありません。 |
5-@ INES GPIB 6.0」フォルダーにある、ショートカットをの登録を修正 |
スタート・メニュー上に表示される「INES GPIB 6.0」フォルダーにある、ショートカットをの登録を修正しリンクを確認します。 |
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修正前 | 修正後 |
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Directoryのリンクを実行 |
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Welcomeのリンクを実行 |
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5-A ショートカットの登録をプロパティを使って修正します。 |
注)この修正は、旧インストーラを流用しているためWIndows10 64bit版でexplorer.exeの収納場所が
C:\Windowsに変更となったために対応 |
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HTBasic 10.0.3 での使用確認
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1. GPIBNI.dw6ドライバーの組み込み確認 |
HTBasic 10.0.3を起動、GPIBNI.dw6ドライバを使用できるようにする。 |
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デスクトップ上のアイコンまたは、スタート|すべてのプログラム|TransEra HTBasic10.0のHTBasic 10.0から、HTBasic 10.0.3を起動し、メニューバーから、Tools|DeviceSetupで<Add>。 GPIBNIを選択後<Add>。 Device Setupウィンドウに戻り、を選択後でGPIBNIのパラメータを設定し<OK>。 |
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| でドライバーをロードします。正常に終了すると、ロードされたメッセージが出、GPIBNIデバイスは使用可能になります(ここではines GPIB-PCI-XL)。 |
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2. GPIB機器に接続し、データのやり取りを行い正常動作の確認。 |
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テスト内容: |
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(1) データの送受信 |
テスト済み |
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(2) SRQ割り込みのテスト |
テスト済み |
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(3) タイムアウト時間 |
テスト済み【制限10秒】 |
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