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■ TAMSGPIOユーティリティ・プログラム ■
      GPIOインターフェース・テスト TAMS62622 PCI GPIO 用

TAMSGPIOユーティリティ・プログラム
 はじめに
  このユーティリティ・プログラムは、TAMS62622(以降 62622)インターフェース・カードを通して、GPIO装置に対し読み込み/書き込みを可能にします。 62622カードとドライバーのインストール/コンフィグに関する情報は、「TAMS 62622 PCI GPIO Card manual」をご覧ください。またAgilent I/O Libraries for Windowsは、TAMSGPIOユーティリティ・プログラム(以降 TAMSGPIO)を使用するため、事前にインストールされていなければなりません。
  注)本情報の、不明点はTAMS62622製品のインストール時に展開される、資料tamsgpio_manual.pdfをご参照ください。
 TAMS62622添付のドライバーのインストール先とTAMSGPIOのスタート
  TAMSGPIOは、TAMS62622添付のドライバー CDからインストールした、インストール先ホルダーの ….\TAMS\TAMS 62622 PCI GPIO\binにあります。
  一般的な例)
          C:\Program Files\TAMS\TAMS 62622 PCI GPIO\bin
  プログラムのスタートは、スタート|プログラム|TAMS GPIO から、
    TAMS GPIO Utilityをクリックします。
 TAMSGPIO作業ウィンドゥ

注:TAMSGPIOの使用に際しては、62622に接続されたGPIO装置またはテスト対象がGPIOバスにハンドシェークすることが、一般的に必要とされます。しかし、GPIO ASYNCハンドシェークを使う場合、このプログラムを使用したGPIO 読み込み/書き込みにおいてGPIO装置が接続されている必要はありません。
(参照:メニューラインから、Configure | Interface | handshake)
データの読み込み/書き込み
 2つのインターフェース
  このTAMSGPIOにはTAMS 62622へのI/Oに対し2つのインターフェースがあります。
     ・ヘキサデシマル・シングル転送モード(hexadecimal single transfer)
     ・ASCII 複数文字転送モード(ASCII multi-character transfer)
  すべての読み込み/書き込みの状況は、4つのブロック右上のHistory Window(履歴)ボックスに表示されます。ASCII 複数文字転送モードでは、History WindowにASCII文字として読み込み/書き込みのデータが表示されます。ヘキサデシマル・シングル転送モードでは、History Windowにヘキサデシマル(0-9,a-f)として読み込み/書き込みのデータが表示されます。
  GPIOバスは、8 bit (1 byte) または 16 bit (2 byte) の読み込み/書き込みデータ転送をサポートします。現在の転送データ・サイズは、幅(Width)として表示域下端のステータスバーに表示されます。データ幅は、メニューラインから Configure | Options | GPIO Data Width で変更できます。このように、8 bitモードでは、1転送ごとに 1 byte が読み込み/書き込みされ、16 bitモードでは、1転送ごとに 2 byte が読み込み/書き込みされます。





 ASCII 複数文字転送モード:
  複数文字転送モードは、4つのブロック右下のWrite Text(テキスト書き込み)・ボックス下にあるWrite/Readボタンによってコントロールされます。複数文字のデータをライトするためには、Write Textボックスで単にテキストをインプットし、Writeボタンをクリックします。データを読み込むためには、単にReadボタンをクリックします。読まれた文字の数は、読み込み終了モードの設定により、最大256となります。
  複数文字転送モードの読み込みに関する終了方法は、4つあります。
    ・標識としてのデータの終わりが読みこまれる(EOI)
    ・終了文字のデータが読みこまれる(Term Chr/終了文字)
    ・最大文字数が読みこまれる(Max Cnt/最大数)
    ・タイムアウトの発生
  すべての読み込み終了モードは、メニューから Configure | Options でセットできます。その時点の読み込み終了モードは表示域下端ステータス・バー上の右側の部分に表示されます。
  終了文字モードは、ASCII文字1文字に対し行うので、8 bit読み込みのみで、16 bit読み込みではサポートされません。2 byteで構成されるEOIは、ヘキサデシマルで表示されます。8 bit幅のみ、EOIの下位8 bitを比較し、読み込みを終了します。それ以降、ASCII 複数文字転送モードでは、データの読み込み/書き込みはASCIIでインプットされ、表示されます。そしてEOIはヘキサデシマルでインプットされ表示されます。このモードは、終了文字モードより使用が難しい。
例1) もしASCII文字‘pq’で16 bit リードを終了したい場合、ここでは ASCII文字‘q' はヘキサデシマルで 0x71であるので EOI は 0x7071 となります。
例2) ASCIIをヘキサデシマル変換するために、TAMSGPIOを使うことができます。幅は8 bitであることを確認します。Write Textボックスで、ASCII文字をインプットしWriteボタンをクリックし、そしてReadボタンをクリックします。文字の読み込みが正しく行われると、Data In表示域にはビット0から7に対応する文字がヘキサデシマルの値として表示されます。EOI は 8 または 16 bit モードで使用できるとはいえ、データのいかなる変換も含まれないので、8 bitモードでの終了文字による方法はより使いやすい。
例3) Max Cnt最大文字数での終了モードでは、指定されたバイト数が読まれたときに起こります。16bit幅では、読み込み/書き込み毎に2byteが送られます。このモードでは、Write Textボックスで何文字かインプットされた文字数とMax Cntは同じでなくてはいけません。
例4) 他の方法によって終了することができないリード/ライトは、timeoutが0(タイムアウトなし)に設定されていない限りタイムアウトします。
 ヘキサデシマル・シングル・モード(Hexadecimal Single Mode)
  このモードは、Write Data Out / Read Data Inボタンでコントロールされます。ボタンをクリックするとシングル・トランスファー(single transfer)が初期化されます(データ幅に応じ、1または2byteのいずれか)。シングル・トランスファーは正常終了かタイムアウトでの終了のいずれかとなります。どちらも、History Windowに読み込み/書き込みの結果が表示されます。そしてWrite Data Out / Read Data Inボタンの上側にある、チェックボックスに関連付けられた大きな文字のヘキサデシマル表示で、出力と入力データを表示させます。
  書き込みデータは、DOnn(nn:00〜15)チェックボックスをクリックすると、ヘキサデシマル表示域にヘキサデシマル文字表示され、書き込みすることができます。 Inputヘキサデシマル表示域DInn(nn:00〜15)チェックボックスは、非同期に更新されます。そしてHistory Windowでは読み込まれたデータが表示されます。さらに、GPIO入力ラインのReady, PSTS, EIR,STI0, STI1 は非同期に更新され、チェックボックス内に表示されます(チェックが入ると、bitがセットされることを示し、そしてチェックがない場合bitがクリアされることを示しています)。
データ幅 = 8 bit データ幅 = 16 bit
  GPIO出力ラインのCTL0CTL1は、同様に非同期に更新され、対応する出力チェックボックスはセット/クリアされます。 全ての入力チェックボックス/出力チェックボックス/入力ヘキサデシマル表示域の更新間隔は、メニューラインからConfigure | Options | Update Periodでコントロールできます。もしNoneが更新間隔として選択された場合、Read Data Inボタンをクリックした時でも、まったく更新はされません。
  
 TAMS62622インターフェースの構成( Interface Configuration)
  最初にtamsgoioがスタートされた時、自動的にインストール済の構成された(プログラムAgilent iocfg32によって )TAMS62622カードが見つけ出されます。 もし1枚以上の構成された62622カードがダイアログで見つかった場合、TAMSGPIOで使用するTAMS62622カードを選択します。 このように1枚のカードを選択した後で(1枚のカードのみの場合はユーザー選択または自動選択で構成)、TAMSGPIOはこのカードの構成を保存します。選択されたカードの構成はメニューラインからConfigure | Interface で表示/変更ができます。 また、構成されたインターフェース名(シンボリック・ネーム)とカード上のロータリー・スイッチのセット状況が、ステータス・バーの左部分に表示されます。
  カードの構成は、メニューラインからConfigure | Interface で各ボックスに新しい値をインプットし OK をクリックすることで変更できます。全ての変更はTAMSGPIOプログラムが終了後、保持されます。従ってTAMSGPIOプログラムは、Agilent program iocfg32プログラムと同じように、構成の変更に使用することができます

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